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秋晴れって本当に爽やかで気持ちがいい。(ここのところ、そんな書き込みばかりでしつこい!) どこからともなく良い香りも漂ってきて実に詩的で、またなんとなく人恋しいような、寂しいような・・・ こういうところから、芸術の秋・読書の秋なんていう風にも言われるのでしょう。 外で気持ちよく過ごすのもよし、うちで穏やかに過ごすのもよし。(窓は開け放ってね) ・・・というわけでじっくり読むことが出来ました。 誰もいなくて良かった・・・誰憚ることなく涙できたので。とにかく泣けました・・・ 10歳の“ほう”は若旦那が女中に産ませた子という生い立ちの上、名前の由縁は阿呆の“ほう”だという少女です。 やっかいばらいのように、女中1人つけて金比羅詣でに送り出されたあげく、その女中には旅金を全て持ち逃げされ、讃岐の丸海港に置き去りにされてしまいます。 丸海藩の藩医である井上家に行儀見習いの奉公人として住まわせてもらうことになり、新しい穏やかな生活が始まります。 が、時を同じくして藩に幕府の罪人であり、”鬼“、”悪霊“だと忌み嫌われている加賀殿が流されてくることから、物語りは大きなうねりの中に”ほう“を放り込みます。(駄洒落のようだ・・・) 加賀殿が流されてきた理由、“鬼”だ“悪霊”だと呼ばれる由縁を知ると、どうしてそう静かに座っていられるのかが不思議です。それだけに彼の大きさを知るような・・・ また丸海藩が己が藩を守るために隠そうとした真実と行いは、いかにも時代がかっているようにも感じますが、大衆の考え方や意見を方向性を持って操作するという点で、現在社会でも大いに行われていることであると気がつきました。 下女として加賀殿に奉公することになった“ほう”は“加賀様”と向き合い、彼の真実の姿を、その目と心で知るわけで(「加賀様は鬼ではない」)、 ああ、噂に流されることなく、自分自身で確かなことを知る・・・ということがとても大切でいかに難しいか・・・なんて事を取りとめもなく考えてしまいました。 ほうはいじらしいほど、純粋で、彼女を助ける周りの大人達も、最期に加賀殿が彼女に与えた名前を現す漢字一文字を彼女の中に見つけていたのでしょうか。 (彼女の名前“ほう”は漢字が当てられるたびに、彼女の成長?を現しているような・・・) それにしてもこのお話では珍しく、こんな良い人たちが(薄っぺらな言い方ですが)なぜ?っと思うほど、死んでしまうのですね。悲しい・・・ 【加賀殿に“神”になっていただく】という丸海藩の思惑にも驚きました。 信仰の対象ってそいうふうにも出来上がるのだ・・・と新たな発見です。 嵐の海のような暗く重い印象の物語ではありますが、やっぱり宮部さんだけに、どこかポッと火をともしたような、温かなぬくもりがジワジワ広がってくる・・・といった読後感で、彼女の時代小説分野で、今のところ私の中でトップを飾っております。 ちなみにいつも通り、厳しいながらも穏やかな瞳を持つ加賀殿は、加藤剛さんのイメージで読んでました、私。 |
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■図形で脳トレ■
Q. 次の図形アを右に180度回転させるとA〜Cの どれになりますか。 (答えは【続きを読む】にあります) ...続きを見る |
ブログde脳トレ 2007/10/12 12:51 |
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またしても琴線触れまくりです。 |
shiho 2007/10/12 14:27 |
一年で一番好きな季節です。 |
cochi 2007/10/14 12:18 |
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