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help リーダーに追加 RSS 「手紙」  東野 圭吾

<<   作成日時 : 2007/11/08 16:12   >>

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今月のケーブルテレビで映画「手紙」をやっているのを発見。早速ビデオに録りました。
原作を読んでいたので、公開された時に観ようかなぁ・・・と思いつつ、観ないまま終わってしまっていたのです。
昨年公開だったと思うので、ずいぶん早いなぁ・・・、ラッキー〜!

武島剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入り、その屋敷で不運?にも主のお婆さんを殺めてしまいます。
判決は、懲役15年。
獄中から剛志は、弟・直貴に毎月手紙を送ります。
弟を気遣い、日々のふとした出来事を書き送る兄・・・。
1人残された弟は、大学進学も断念、就職しますが、どこへ行っても「強盗殺人班の弟」というレッテルが貼られ、長続きしません。
恋人とも上手くいかず、兄の為に夢も希望も何もかも捨てなければならないのか・・・。
やがて兄からの手紙は開封されることもなく、無視され、捨てられ、
そうして・・・。

罪を犯したのは自分ではないはずなのに、不当な差別を受けて苦しむ弟・直貴。
兄がそんな弟の苦しい現実を知った時・・・。

その時兄は、自分の犯した全てを本当に知り、その上での償い日々を新たにする・・・そんな決意漲る、ラストの玉山鉄二(剛志役)さんの表情がとても印象的でした。
直貴役は、山田孝之さんで、配役もなかなかピッタリ!

原作では音楽の道を目指していた直貴が、映画ではお笑い芸人を目指していて、
・・・どうだろう?現実ならば本人的にものすごく苦しいだろうなぁ・・・と思いつつ、
目で見るラストシーンとしては、こちらの方がぐっとくるかなぁ・・・?
イヤイヤ説明のしすぎ?なんて1人で思いながら鑑賞終了。
原作で伝えたいことが、その通り伝わってきた映画だったと思います。

本当はとてもお互いに思いあっている兄弟なのに・・・。
なんていうのは、第三者の甘っちょろい感傷なのかもしれません。
なぜなら、直貴が勤めている会社社長の
「君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑なんだ」「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば、家族をも苦しめる事になる-すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。」

という言葉に、大きく頷き安心し、納得してしまう自分がいるから・・・。

映画の中では、「差別されるのは当たり前なんだ。犯罪からわが身を遠ざけておこうという自己防衛本能は、至極全うなことなんだ・・・。」というような、セリフだったと思います。

家族身近な者であったり、直接犯罪を犯した者でないものまで排除したいという気持ち。
理性ではそんなバカな、なんて酷いことを!っと思うけれど、
では実際にあなたはどうですか?っと聞かれたら?

そうして、配達され続けていたもう一通の手紙・・・。

やるせない、やるせない、せつなく悲しい物語・・・だけどもどこか、
思いっきり泣いた後にホッっと気持ちが軽くなる・・・そんな読後感もありました。

人は想像力を持って事にあたらなくてはならない。
自分のすることが、まわりにどんな影響を及ぼすか・・・。
何かをする前に、そのことをちょっと考えてみると、色んな点で良い結果が得られるのではないでしょうか・・・?

ちょ〜っと、重くなったところで、本日のハナコさんのお土産はこれ!
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
”人は想像力を持って・・・”
ほんとに、そう思います。
ついつい「そうなると思わなかった」って、
言ったり思ったりするけど、
それでは許されないこと、もっというと、取り返しのつかないことってあるものね。

この本、先日書店で気になりつつ、
置いてしまった本です。
読んでみよっかな。
shiho
2007/11/08 22:45
「想像することが必要!」って夫の言葉の受け売りなんだけどね☆
でも本当にそう思います。
でもなかなか・・・。

この本を読んだとき、一緒に借りてきてのが、
真保裕一の『繋がれた明日』。
こちらはNHKのドラマでもしてたみたいだけど(残念ながら観てない)、
加害者自身の苦悩の日々の物語。
偶然よく似たテーマの本を同時期に読んで、
なんか考えちゃったよ。・・・その時は。
cochi
2007/11/09 09:44

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