本は友達!

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「武士道シックスティーン」  誉田 哲也

<<   作成日時 : 2007/12/14 12:27   >>

トラックバック 0 / コメント 2

子供たちの夕食の時間は、いつも眠気の襲ってくるピークです。

昨晩もレッズ対ACミラン戦を見ながら、ザブチ君はなにやら非常に熱心に話していたけれど、
申し訳ない。
はっきり言って全然聞いてなかったぞ。
自分でもはっきりわかるほど舟を漕いでいる母に向かって、
あれだけ一生懸命語れるって凄い。
「ああ、お母さん僕の話全然聞いてくれてないんだ。つまんねー。」
とは思わなかったのでしょうか?
ちょっと疑問。そして反省。ごめんねぇ〜、眠気には勝てないわ・・・。

なんでこうまで毎日毎日眠いのか?
夜更けまで読書なんてこともめっきり減ったしなぁ。
布団に入ってもあっという間に睡魔の虜に。
だからなるべく子供たちが遊びに行ってる夕方、一気に読書する今日この頃の私。

昨日は夕飯の支度時間にずれ込んでしまいました・・・。
だってね、ラスト周辺がとっても良かったのだもの。
とても途中で止められません。

宮本武蔵を師と仰ぐ(彼女風にいうと“新免武蔵”!)剣道一筋の香織と、
日舞出身で剣道歴3年の早苗

、 性格も剣道にかける想いも全く逆の二人が、出会ったのは横浜市民秋季剣道大会。
全中2位香織が、無名の早苗負けてしまいます。

うん?時代小説だっけ?と思ってしまうほど、彼女の口調は妙。
「空者」「解せない」「かたじけない」・・・、
自分に勝った早苗の高校に入学する事を、「敵国に足を踏み入れる」って、あなたお幾つ?

竹刀の袋は般若で、
お弁当は握り飯!(「身ひとつに美食をこのまず」新免武蔵『独行道』より。)だなんて面白い。
クラスにいたらかなり浮いた存在でしょう。
「・・・あたしの剣道が邪道だとお思いなら、それでもいいです。とにかくあたしは、ただ相手を斬ることしか、今は考えていません。勝ち負け、でもなく、ただ斬るか斬られるか・・・それが剣の道だと思っています。兵法の本質だと思っています」


剣道だよね・・・斬る?
父親のことを骨の髄まで侵された剣道狂い、
母親は世間体ばかり気にする、どこにいるつまらない主婦なんて言ってるし、
この香織って女の子困った娘だわ・・・と、
自分の目線が母サイドであることを感じでちょっと愕然。
女子高生になってないんだ、私。歳とったからかしら?

章が変わると、もう1人の主人公早苗の語りとなり、ガラリと印象は変わります。
勝敗には拘らない(理由もあるんだけど)、多少気弱な普通の女の子。語りも今風。

そんな二人がぶつかり合いながら、理解しあいお互いを好敵手とみなしていく物語です。
主人公が男の子なら、よくあるお話ですね。

勝つことがすべて“だった香織に転機が訪れます。
そんな彼女を見守る早苗
終盤早苗の父親が勝敗について、とても良い言葉を述べています。
勝負の無い世界なんて無いものね。
この言葉、我が家の子供たちにも是非伝えたい!

そうして香織が見つけた答えは・・・。
よく耳にする言葉で口酸っぱくして言われるようなこの気持ち、
自分で導き出すことのできる子が何人いる?そういう私だって、どうでしょう?

この部分だけでも(すごく失礼ない言い方ですが・・・。)この本はみっけものでした。
子供たちがもう少し大きくなったら、薦めたい1冊です。

・・・ラストには私も高校生に返ってました。
読後、目次を見直してクスリ。
章立てが、実に香織早苗らしくって。
読んでいる間は気がつきませんでした〜!

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
まずは、レッズ。
残念でした。
負けたにしても、善戦だったと今日のニュースでは言ってたよ。
すごいね〜〜。
市民球場も、ぜひ来年は真っ赤に染まりますように・・・。

読書のバリエーションが広いわね〜。
面白そう。。。
でも、確実にわたしも母目線だろうな。
そして、ラストまでそうだったらどうしよう。
どうしよう、どうしよう、どうしよう!!
(どうしたいんだ?一体??)
shiho
2007/12/14 17:26
きっと大丈夫。
たぶん、たぶん・・・。

こういう小説を、まさにその旬の年代に読んでいたら、
また違った学生生活送っていたんじゃないかな?
なーんて思う私です。
cochi
2007/12/15 10:23

コメントする help

ニックネーム
本 文