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雨の予報の日曜日、ザブチ君はサッカーの試合予定でした。 前日夕方から降り出した雨は、止みそうもない・・・。 が、もしももしもの時を考えて、炊飯器のセットをし、朝はおにぎり作るべく早起きするのでした。 外はサワサワとそぼ降る雨。 電話はこない・・・。 そうして、やってきたコーチからの連絡は、 「雨のため午前中の試合は中止。午後1時から開始の予定。どうなるかは11時ごろ再度連絡します。」 今年1年幹事を仰せつかっている私は、5年生団員にその連絡を廻すわけですね。 そして再度連絡を待つ・・・。 例年なら気楽に2度寝♪なんて、気持ちよくもう1度布団のなかに潜り込むのですが、 さすがに今年はちーっと気を引き締めて、寝ずに連絡を待つのでした(大げさな・・・)。 メールで来る連絡、寝過ごして気づかず・・・なんて洒落にならないですから。 待つこと数時間、その間に読んでいた本がこれ。 新聞のおススメ児童書のコーナーで知り、面白そうでさっそく借りたものです。 布団にくるまり(やっぱり・・・)、いつか私は果てない砂漠の旅をしていたのでした。 アラビアのキンダ王国のワリード王子は、 “若くて、端正で、りりしく、寛大で、分別があり、聡明で、勇敢で、すぐれた戦士というだけでなく、教養人でもあった“ という王子様で、 砂漠の根源的な霊であるジン(精霊)から「霊力を授かっている」と噂されるほど、 国中の人々の自慢でもある、実に実に秀でた若者でした。 そんな彼が、道を踏み外してしまうのだから、人生ってわからない。 始まりは詩のコンクール。 当然優勝できると皆が思っていた彼が、 3年連続して粗末な身なりの絨毯織りの男に負け、 夢破れ嫉妬と屈辱から、彼に無理難題を押し付けるのでした。 最後の「《人類の歴史をすべて織りこんだ絨毯》をつくれ。」という難題に、 男は次第に正気を失い、両目の光も失いそれでも折り続ける・・・。 そんな姿にさすがの王子も、家に帰してやろうとするのですが、 時既に遅く、絨毯は完成し男はこと切れていたのでした。 ここまではほんの序盤に過ぎず、ここから呪われた絨毯を巡る王子の旅が始まるのです! 読後。 あんなに優れた王子でも、嫉妬のあまり道を誤る・・・? それが人間の業なのかなぁ。 けれども。そんな彼がたどった道は−。 うーん、深い。 小学校高学年向け? 難しい漢字にはルビも振ってあるし、行間も広く読みやすい。 確かにザブチも十分読めるだろうな。(が、彼のお好みとはちょっと違う?) 盗賊・砂漠の民・商人・恋人と、波乱万丈の冒険談としても面白いし。 (物語はどこか教訓めいた?落ち着きのある中に進んでいくんだけど) でもちゃんとわかるかなぁ。 この物語の言わんとすること。 だから、もうちょっと大きな子たち− 受験生(本読んでる暇ってない?)や、今後の進路について、人生について迷ってる・・・、 そんな人たちが読むのにピッタリな1冊だと思います。 われわれはみな、いつか大いなる岐路に立つときがある。人生でこれからなにをなすべきか決めなければならないときが。ひとりひとりにあった道があるが、その道を行くかどうかは当人が決めることである。また、旅の途中で進むのをやめる可能性だってたくさんある。旅人が自分の選んだ道を歩きとおせば、きっと報われることだろう。それ以外にも道はたくさんあり、それぞれ別々の場所にたどりつくし、いくつかの道はいつか同じ場所に出ることもある。・・・(P293) 結局、サッカーはグランドコンディション最悪のため、昼からの試合も中止になったのでした。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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児童書、侮るなかれ・・・だね。 |
shiho 2008/05/27 18:14 |
そうそう。 |
cochi 2008/05/28 10:38 |
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