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zoom RSS 「白いぼうし」  あまん きみこ

<<   作成日時 : 2009/06/23 15:26   >>

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今月の「着物でお出かけ」の行き先は、歌舞伎座でした。

改築に伴う休館の前に、今の建物で一度見てみたかったのです!
が、そこは歌舞伎座。
チケットもお高そうだし、なによりちょっと敷居が高い。

ところが。
ここにそんな初心者にぴったりな席があったのでした。

それが一幕見席

昼の部・夜の部の公演にはいくつかの演目があり、
その中で好きな演目だけを選んで観る事が出来る自由席

チケットは一幕見専用の切符売り場にて当日販売のみという、未知の世界。
並ぶのかな〜?入れないかもしれない?
何にも知らないまま、いざ歌舞伎座へ。

                          休館まであと316日!
画像


さきに軽くランチを済ませ、12時過ぎに到着。
12時40分からのチケット販売までまだ30分はあるというのに、
すでに並んでいる方々。
                        最後尾はここです!   
画像


おまけに、すでに残りは立見席のみだとか。
うーん、さすが。
それでも無事チケットを購入すると、これまた専用階段を4階まで「よいしょよいしょ」と登るのでした。
古い建物なので、結構急勾配。
これは登る時より下りる時の方がきつかろう・・・。
慣れない着物姿であるからして、ヨタヨタと登っていくことご容赦を。

歌舞伎座内部は外から見るよりも、こじんまりした印象でした。
ま、4階の上の方から下を除いているわけで、
スポッと切り取った箱の中を覗いているような気がしないでもない・・・。

私達が見たのは三番目の演目、「蝶の道行」。
真っ暗な舞台の上に、薄緑色に浮かぶ二羽の蝶。

木陰に隠れてそうっと雄蝶?を窺う女形の蝶の様子は、
小さい子供のようにも見えて可愛らしくちょっと意外。
振り付けのことなんてなーんにも解らない私ですが。

ヒラヒラと舞ってるうちに、メラメラと炎があがり、やがて羽ばたきが消えて死んでしまう・・・。
そんな30分の義太夫舞踊
この世で結ばれることの無かったふたりは、蝶の姿となって戯れ遊びますが、地獄の責めに遭い、その羽ばたきを止めるのでした

セリフのない唄と踊りのみで表される世界は、歌舞伎初心者にはかえって良かったかも。
見たもの全て。
そんなところが。
本当はもっと勉強していけば、見るべきところ、もっとたくさんあったのでしょうが。
(毎回こんなこと言ってる気が・・・)

この一幕見席、常連さんも結構いらっしゃるようで「○○屋!」なんて声が聞こえ、
そんな所にも、嬉しくなってしまったのでした。

お安く観られることですし、何回も通って、いつかは花道もバッチリ見られる1階桟敷席!?
・・・全然分不相応でありますな。

さて、私がよく知っている蝶のお話といえば・・・、
やはり4年「国語」の『白いぼうし』でしょうか。

あまんきみこさんの“車のいろは空のいろ”シリーズのお話です。
懐かしい!

お馴染み空いろのタクシーの運転手の松井さんが、みつけた白いぼうし。
中に入っていたものは・・・。

夏みかんの爽やかな香り、目に鮮やかな(でも穏やかな)青と白のコントラスト。
音読するハナコの「よかったね よかったよ」の最後のフレーズが、心地よく耳に響くのでした。

ほんわかしたこのお話ですから、
地獄の責めに遭う「蝶の道行」とは、似ても似つかぬ世界ではありますが。



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
とうとう歌舞伎座デビューですね。
来年の四月で一時閉館になってしまうここ歌舞伎座、新橋演舞場はこの一幕見席がないので、お手軽に初心者が観に行けなくなってしまうのが残念です。
新しくなる歌舞伎座も今現在一幕見席を作るか思案中だとか・・・
先日隣り合わせになった「○○屋!」と屋号の掛け声をする常連さんも、足しげく通えないので設置を切に望んでいるとか言ってました。
こんど、面白い演目があったら一緒に行こうね!
sachi
2009/06/24 12:57
歌舞伎の一幕見席、行かれたのですね!
新しくなっても、ぜひこれは残していただきたい
制度ですね。

「車のいろは空のいろ」シリーズ、読んだことがないのです。(たぶん)
むかしからある作品なのですね。
でも、きっとほんわかするお話なんだろうなぁ。
うちの子の教科書には、確か3年生の時に「おにたのぼうし」が
出ていましたっけ。
「教科書」っていうと、身構えてしまう私なんですけれど
良いお話や、面白いお話が意外と載っていますよね。

ROKO
2009/06/25 13:02
着物を着て、歌舞伎座を楚々と歩く・・・。
もう、おもいっきりジャパニーズ・トラディショナルを満喫ってかんじ!
はぁ〜いいなぁぁぁ〜〜〜〜。
でも、へー階段しかないんだね。
そして急勾配か。
こんな事って、行ってみないとわからないもんだよね。
cochiさんの感想を見て、そこに座っている感を想像してみました。

「白いぼうし」、わたしは知らなかったんだけど、
ちょうど昨日うちに来ていた5年生の子が持ってた宿題プリントが、このお話からの出題だったので、これだ!って一部文章だけ読んだよ。
あまんきみこさんって、必ず教科書に出るよねー。
アニキのときはなんだっけかな?
ムスメのときは『なまえをみてちょうだい』だったっけ。
読んでみて、あ、これこれ!ってお話が多い作家さんだよね。
shiho
2009/06/25 21:40
sachiさん、
>新しくなる歌舞伎座も今現在一幕見席を作るか思案中だとか・・・
本当ですか!?
あの席は歌舞伎に気軽に行けるとても良い席なのにね。
外国の観光客の人なんかにもピッタリだと思うのに。
新しい歌舞伎座にも、また是非つくって欲しいものです。

>こんど、面白い演目があったら一緒に行こうね!
是非お声をかけてね〜!
例のシュークリームのお店にも(それがメインじゃない!?)行きたいです♪
cochi
2009/06/26 17:03
ROKOさん、
「車のいろは空のいろ」シリーズは、
ホンワカしたお話、不思議なお話、ちょっと怖い?お話、色々あるんですよ。
家にある本は1977年発行とあるので、
私がちょうどハナコぐらいのときに読んだのでしょうか?

あまんきみこさんのお話、大好きです。
「おにたのぼうし」も、ちょっと寂しいお話ですね。
いわさきちひろさんの挿絵がすごくあってる思いませんか?
cochi
2009/06/26 17:10
shihoさん、
>着物を着て、歌舞伎座を楚々と歩く・・・。
もう、おもいっきりジャパニーズ・トラディショナルを満喫ってかんじ!
そうなの!ちょっとコスプレしてる気分でもあるのよ。実は。
上手く着られた時には柔らかい絹の感触にうっとり・・・。
と、雰囲気に酔ってます。
お恥ずかしながら。
でも、そんな日はめったにありません。
まだまだヘタッピな着付しかできないの・・・。

ザブチが2年の時の教科書に載っていた、
『きつねのおきゃくさま』もあまんきみこさんだったんだけど、
音読聞いてたら、泣いちゃいそうなお話だったよ。
彼も気に入って、絵とかまねして描いてたっけ。


cochi
2009/06/26 17:22

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