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zoom RSS 「絶滅寸前季語辞典」   夏井 いつき

<<   作成日時 : 2011/02/15 12:16   >>

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2月に入っての着物でお出かけ。

今回は東京国立博物館平成館での特別展「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」へ行ってきました。

一番印象に残ったのは、展示会場の壁一面を覆うような須弥山の壁画。

日が当たって真っ白に輝く峰と、見事なコントラストを描く真っ青な空。
ショップに額縁に収まった同じ絵が掛かっていましたが、
あの神々しい美しさと!迫力は、そんなサイズでは収まりません!

この絵は、薬師寺玄奘三蔵殿の中をグルリと囲むように描かれた「大唐西域域壁画」壁画の一場面です。

7場面13枚からなるこの1連の壁画は、
玄奘三蔵求法が長安を出発し、
高昌故城の遺跡を通り、最大の難所天山を越え、
ヒマラヤ山を仰ぎ、仏跡ナーランダーなどを巡って天竺に至るまでを1日の情景として描かれたものです。
明け方に旅立ち、到着は星が輝く夜。

他にも平山氏がとくに関心を寄せられた、
仏教伝来の道に沿った仏像や壁画の数々もたくさん展示されてました。

暖かいオレンジ色の優しい砂漠の風景や、印象的な蒼い夜空をバックにした遺跡。
そんな絵の中に、
バーミヤン渓谷の石仏と石窟の、破壊前の姿と破壊後の姿を描いた2枚の絵があったり。
人為的に破壊された壁画の繋ぎ目だらけの修復した痕。
それらを見るにつけ、人間って何てことするんだろう!っと改めて思わされたのでした。

本館を通って帰る道すがら、
洋画家の黒田清輝氏の絵も展示してありました。

昔語り』と言うタイトルの絵を描くにあたっての、
習作がズラリと並んでいます。

デッサンや、完成品のようにしっかり描かれた油彩の下絵がたくさん展示されていました。
同じ絵でも、着物の柄やポーズが違っていたり、
どれも丁寧に描かれ、これが習作?と素人には驚きです。

この部分部分の絵が、どんな風につながれて完成品になるんだろう?
ワクワクしながら辿っていくと、
・・・なんと完成品は、火事のため消失してしまったとか。

数々の習作よりも小さな、『構図II』(これも習作なんだろうなぁ)が最後に並んでいたのでした。
本物が見たかった!

先ほどの人為的に破壊された仏像や壁画と、燃えてしまった絵。
同列に並べて考えるのもおかしなことかもしれませんが、
存在していたものがなくなってしまうということの儚さ、無念、
悲しさ残念さも感じた美術館行きでした。

美術館自体が立派な展示物のような東京国立国立博物館
画像


平山郁夫氏の絵をもっと見たかったなと少々物足りなく思いつつ、
その後の予定も立て込み?ちょうど良かったかも。

明るい色彩の神田明神
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神田明神前の茶店天野屋さん。
前から飲んでみたかった天然の麹で作る甘酒は、
お砂糖がはいってないのに甘いのです。
美味しかったなぁ。

店内には、古時計やランプが天井からいくつもつるされてました。
透明なガラスの中のフィラメントのオレンジ色の光が懐かしい。(写ってないけど!)
画像


こんな電球も見ることないなぁ。
交換大変じゃないかしら?

今回は不思議にも、
時の移り変わりによって変わっていくもの、なくなってしまうものに、
思いがいったお出かけでした。

考えると、他にも伝統行事や言葉遣いなど、キケンなものたくさんあるかも。
着物着ることもそのうちなくなってしまうのかもしれません。
せめてできることはやっていこう!なーんて思ったのでありました。

この本の『季語』なんかもそう。
もともとよく知らない世界ではあるものの、
”美しい日本語“代表選手みたいな言葉がずらり。

想像通り小難しい漢字がならんでいるかと思えば、
ぐっと砕けた言葉もあり、
俳句をやらない私も読んでるだけでもなかなか面白いのでした。

蕗のじい蕗のしゅうとめ“なんて意味を想像するのも楽しいし、
あっぱっぱ“が季語だったなんて!


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ムズムズ・・・
本を見てみたいの音?↑

今回のお出かけもまた典雅な・・・。
場所のセレクトって絶妙だねー。
東京を良く知らないわたしにしてみれば、
穴場スポット盛りだくさんだわ。
アニキを勉強漬けにして東京の大学に受験させるのもいいかもしれない・・・と、
母の夢と希望は膨れ上がるのでした♪

平山郁夫氏!
広島の名誉市民だよねえー。
リーガのエントランスに絵がなかったっけ?
shiho
2011/02/19 18:29
shihoさん、
>アニキを勉強漬けにして・・・、
そうそう、是非♪
だけど、そんなムリさせずともアニキなら大丈夫よぅ〜。

平山郁夫氏の原爆の絵はインパクトありました。
よく覚えてるもん。どこでみたんだっけ?

昨秋初めて人間ドッグを受けた病院にもリトグラフが飾ってあり、
すごく得した気分になりました!

cochi
2011/02/22 15:51

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