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zoom RSS 「牛女」  小川 未明 作  高野 玲子 絵

<<   作成日時 : 2012/01/30 14:33   >>

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関東にも初雪が降り、驚くような寒さが続いています。

そんな中、上野散策は寒かろう・・・と延期になりかけた“国際こども図書館”行き。
初志貫徹ということで、先週妹と行って来ました。

上野公園をぐるりと外から眺めるだけでも十分すぎる立派な建物が並び、
おまけにそこが美術館やら博物館ときているので、1日では廻りきれないこの界隈。

国際子ども図書館
名前の通り児童書専門の図書館な訳ですが、
まずこの建物自体がじっくり鑑賞すべき対象なのです!

もと帝国図書館だったというだけに、実に重厚な造り。
ピカピカに磨きこまれ埃ひとつ無い窓枠や、細かい細工が施された大階段。
3階の本のミュージアムでじっくり見られる、漆喰で施工された高い高い天井と室内。
吊るされたシャンデリア?も華美でなく繊細で、良いなぁ良いなぁとうっとり。
お掃除はどうやって!?なんて考えてしまうあたりが実に主婦っぽい。
ここを訪れる子供たちは、そんなことけっして考えないだろうな。

この3階のミュージアムで、
「日本の子どもの文学−国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」
の展示を見てきました。

文学をとおして、子どもたちに何がとどけられていったか、
資料(本)を見ながら現代までたどっていく、とても面白いものでした。

展示会告知の大きなタペストリー
一生県懸命なぞうさんの動きがとってもキュート

「復刻絵本絵ばなし集(8)御伽草子 動物の巻」 巌谷小波 文・竹久夢二 画 より
画像


左から読む横書き文字。
柔らかな色合いの挿絵は、祖母が良く描いてくれた絵とよく似ていてどこか懐かしい。
古い古い本なのに、今現在売られているものと較べても遜色ない、実にセンスのよい装丁。
欲しいなぁ。
妹と借りられそうな本をせっせとメモ。

2階は資料室で、1階がいわゆる図書館でした。
子どもの部屋、世界を知る部屋、お話の部屋と3部屋に分かれている模様。

私たちが入った子どもの部屋は、
明るい木製の本棚とテーブルがまあるく配置され、
子どもだけでなく大人も嬉しくなるお部屋。
余り広くないのも良い感じ。

ここで色んな絵本読んでいたらあっという間に時間が過ぎてしまったのでした。
という訳でお昼も、図書館内のカフェテリアのランチA。
(この日はカツカレー。サラダとスープ付。なかなか美味!)
ここで、タイムオーバー。

子供たちの帰宅時間に合わせそそくさと上野駅へ向かう私たち、
予定していた甘味処もお店も次回にお預け。
上野は半日じゃ廻れません。
それでも、駅構内にも美味しそうなもの満載で、
ここぞとばかり、食べ物ばかりお土産に購入し続けたのでした。
あー、満足満足。

「小川未明童話集」
昭和26年に発行されたこの童話集。
今の童話よりも昔のものの方が、含むものが多い気がします。
この話もなんというか、複雑な読後感。

ある村に住む「牛女」と呼ばれる口のきけない母親は、男の子と暮らしていました。
優しく力持ちのこの女が可愛がっていた子供を残し病死した後、
村人達が不憫に思って子どもを皆で育てます。
そして彼女の姿が、冬山に雪形となって現れ・・・。


題名からなんとなく悲惨な苛めのお話かな?と思っていたらそうではなく、
そこは助け合いの精神が息づく良い村で。
その後起こる出来事は、実に人間臭いと思うのですが。
母も子も。
童話だからって子どもばかりのものにせず、
大人もじっくり読むといい作品がたくさんあるんだなぁとあらためて実感。


展示会でタイトルに惹かれ、読んでみたいと思っていたら自宅にありました。未読??

小川未明童話集 (新潮文庫)
新潮社
小川 未明

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1つ1つの作品をゆっくり味わってみたいので、今度はこちらで読んでみたいのです。

牛女 (日本の童話名作選)
偕成社
小川 未明

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
上野の子ども図書館は私も一度は行って見たいと思いつついまだに出かけられません。
立川にも子ども図書館があり市の図書館の方に聞くと立川の方が蔵書がたくさんあると聞いています。
私の探している本があればいいのですが、難しそうです。
sachi
2012/01/31 20:05
sachiさん、
立川にも子ども図書館があるのですね。
(立川ってどこだっけ?)
あたたかくなったら是非行ってみましょう!
cochi
2012/02/01 10:11
小川未明といえば、『赤い蝋燭と人魚』?
牛女・・・知ってるような気がしたけど、
よーく考えてみたら妖怪の牛おにでした。
全然違うわぁ。

全部じゃないけど童話の中の言葉遣いって、ばかに丁寧でそこがすごく面白くて好きです。
村山なんたらかんたら・・・(全然忘れてるし!)って人の童話が結構好きで。
今読むと、ナンセンス本って感じで逆にあたらしく感じるものってあるよねー。

しかし、相変わらず楽しそうなことばっかしてるのね。
うらやまし・・・
shiho
2012/02/06 21:43
shihoさん、
そうそう、『赤い蝋燭と人魚』あれも、ちょっと怖いお話だよね。
少し前のお話は本当に言葉遣いが綺麗。
お手本にしたら大層上品な人として・・・。
せめて子どもには、
目上の人に(両親ももちろん!)対する使い方なんか、まねて欲しい。

ところで、村山なんたら・・・ナンセンス本っぽい童話。
知りたいで〜す。
cochi
2012/02/09 11:47
なんたらかんたら・・・
正解は、
村山籌子(むらやまかずこ)さんでした!
我が家にあるのは『川へおちたたまねぎさん』という本。
なぜ買ったのかは、まったく覚えてないんだけど、
文章もさることながら、
夫である村山知義さんの絵が、大正っぽくてステキなんだなぁ。
小さいころ、母にしつこく頼んで読んでもらっていた童話集を思い出させるのです。
機会があったら、見てみてね♪
shiho
2012/02/12 21:31
shihoさん、
『川へおちたたまねぎさん』ね!
早速図書館へ予約いれまーす。
どうもありがとう。
cochi
2012/02/17 11:10

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